コンセプト
食パン専門店のレトワブールが食パンを追求し、試行錯誤してたどり着いた食パンが
XO食パン
です。
決して、
最高級の素材を使ったから、美味しい食パンになるわけではありません。
それだけでは美味しいものが出来上がるわけではありませんし、何の特徴もありません。
私共の
XO食パン
は、最高の素材を使い調和を考えてそれぞれの素材の持ち味を最大限に引き出すことを目指して作られたのです。
あたりまえのことですが、私共では、毎日小麦粉の温度、室温、湿度、複材等の温度を計算し、仕込み水を決めています。
そしてはじめてパン生地を仕込むことが出来るのです。
また、これがその後の発酵時間を決める目安にもなっております。
その温度は全て大事に書き溜められ、レトワブールの宝物になっております。
何気ない当たり前のことをすることが、レトワブールの食パンが美味しく出来る最大条件の一つになっており、また大きなこだわりでもあります。
XO食パンのもう一つのこだわりは、特殊製法で生地を仕込んでいることです。
素材の持ち味でもある、小麦粉本来の甘さをじっくりと最大限に引き出すために、
手間隙を惜しまず約 38時間かけて熟成させております。
ここでは自然の力に職人の手が加えられ、
XO食パンの奥深い味わいを持った生地を誕生させる事が出来るのです。
じっくりと時間をかけて誕生した生地は、
丁寧に愛情をこめて職人が
1本1本焼き上げております。
本来作り手としては焼き立てを食べて頂きたいのが本音です。
しかし、
XO食パン
は普通の食パンとは全く違う食パンとなっております。
特徴とも言えますのが、まず、普通の食パンよりも糖度を加えていないのに、舌の上に乗せた瞬間、甘味を強く感じるのです。
この甘味は大地からの恵でもある、
蒜山ジャージー牛乳
と
最高級北海道産生クリーム
である
『乳』
本来の甘味から出ております。
次に、一晩寝かす事により、
高級発酵バターの濃厚な香りがパン全体に広がり、
しっとり感と風味が熟し、食べ頃になるのです。
食べ頃に熟された
XO食パン
をトーストしていただくと、
奥丹波の若鶏から採れた地養卵
の卵黄だけを使用した黄金色の生地がきつね色に変わり、一口食べれば表面はサックリとし、何とも言えない香ばしい香りが部屋中に漂いパンの引きを感じます。
中はしっとりとして、ほのかにバニラの甘い香りとバターの風味が『スーッ』と鼻に抜け、口溶けの良い高級食パンに仕上がっております。
『じっくりと熟成させた生地を作り出す・・・』
手間を惜しまずに仕込む情熱が完璧でまねの出来ない味を作ることが出来ると確信しております。